「味覚障害は亜鉛不足から来ている」

精製食品の多い食生活を続けていると味覚障害に
なりやすい。

日本人に多い味覚障害は亜鉛不足から来ているもの
が多いと言う。亜鉛は体重70kgの人で約2gある。

金属の塊としてあるのではなく、酵素などの活性中心
に存在している。
細胞分裂する時に必要な転写活性タンパク質にも
含まれる。

口の中で味を感じる味蕾細胞は約1月で
生まれ変わるが、亜鉛がないと新しい細胞ができず、
古い細胞は死滅するため、正常な働きをしなくなり、
味を感じることが出来なくなる。

亜鉛不足は、ガンや糖尿病に罹り易くなったり、
男性では生殖機能低下、女性では生理不順・妊娠
合併症を引き起こすことがある。
子供では背が伸びないなどの生長阻害がある。

食品に含まれる亜鉛の量は、牡蠣5個(70g)9.2mg、
豚レバー(60g)4.1mg、牛もも肉(70g)3.3mg、
ゆで大豆(60g)1.2mg、米飯(100g)0.6mg
などで、肉類に多い。
動物の細胞増殖に必須だからか。

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